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A-shっていう妄想とアニメとアニソン演奏をこよなく愛する変な人のブログ。
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プロフィール
HN:
A-sh
年齢:
39
性別:
男性
誕生日:
1985/08/06
職業:
大学院生・Web開発職・あとどっかの役員
趣味:
夢・妄想
自己紹介:
ただのキモヲタですが石は投げないで下さい。
中年とよく間違われますがまだ20代です。
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久々のアニメレビュー更新です。

fetish☆lineで一緒にやってるアニキことレイさんからのお勧めで見ることにした作品です。
アニキが言うには「お前は勇者シリーズが好きなんだから絶対好きになる」
と言われていました。そしてそのとおりでした。

謎の島”オウストラル”、その島の研究をしていた父の意志を継ぎ、田上悠宇は
父の友人のドクターウェイブ、その妹ドリス。ウェイブの友人の"船長"や、
島の少年アロイやサラ、トメニクたちとともに冒険の旅に出る。
島の秘密を狙う巨大複合企業"GAIL"(ガイル)や、
レイディ・リンクス率いるギャング団"クーガー・コネクション"に狙われつつも、
神の使いと呼ばれる青い巨神「ゴーグ」の導きのもと、オウストラルの遺跡を進む。
概要としてはこんな感じでしょうか。

手っ取り早いのでwikipedia貼ります
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E7%A5%9E%E3%82%B4%E3%83%BC%E3%82%B0

この作品はロボットアニメというカテゴリーですが、基本的には冒険アニメでした。
主人公「悠宇」の成長、多くの人々とのやりとり、そして何より、
強くて優しい青い巨神「ゴーグ」とのふれあい。
真っ直ぐに、少年時代にできれば見たかった作品です。

ちょっとだけ前情報を入れていただけに、最初のゴーグの登場のシーンで
涙が溢れてしまいました。
ゴーグは3万年もの長い間、悠宇を待ち続けていたのですが、
ゴーグの巨躯に圧倒されて悠宇は恐怖します。
このときゴーグはどんなことを想い、考えていたのだろう。
恐れられないよう、必死で優しく手を伸ばすゴーグを見ていると、
そんなことを考えてしまい、切なくなりました。
また、その姿を見て理解し、触れ合った悠宇とゴーグを、
とても丁寧で暖かなタッチで描写されていたのが印象的でした。

個人的に印象的だったシーンとしては、トメニクがアロイを殴るシーンでした。
トメニクはアロイの兄で、悠宇たちと一緒に冒険をしているメンバーです。
彼はビーグル(悠宇たちの乗る戦車のようなもの)の運転を担当していますが、
貢献度は高いのに、なぜか目立たない、個人的には不遇の人です。
(まぁ戦闘面などで派手に活躍する"船長"というキャラのせいもあるかと思いますが)
アロイは島の少年で、典型的な少年キャラです。勇気と度胸があるけど、
よく無茶をして心配をかけるような。
で、そのアロイが、仲間に心配と迷惑をかけたシーンで、殴るんです。
普段ずっと地味で、正直パッとしない、「無理ですよ!」とばかり言っているトメニクが。
この作品のいいと思う大きな部分に、「らしさ」があります。
大人は大人らしく、子供は子供らしく、そして、兄は兄らしく、弟を叱りつけます。
その求められた役割をしっかりこなしているのがいいなと。
大人の姿を見て、少年は様々なことを学び、成長していきます。
そのあたりが見えるのが気に入りました。

また、話は一気に佳境のことに飛びますが、島に核ミサイルが撃ち込まれるとき、
船長が悠宇に、

「坊や、俺の言うことなんてアテにすることなんかないぜ。
 お前さんなら自分で自分がどうすればいいか見つけることができる、きっとな。
 できると思ったらやってみろ、どんなことだっていい。」

とけしかけながらも、最後に
「死ぬなよ」と言うのがとても印象的でした。
大人の自分の、打算計算の入った考えではできないことを、悠宇にはして欲しい、
でも死んでほしくはない、というような気持ちではないでしょうか。
このときの船長はどんな気持ちだったのか、未だにはっきりとはわかりませんが。

話の終盤では特にそうなんですが、この作品はロボットが出てきながら、
徹底的に戦うことを避けようとするところが印象的でした。
GAILやクーガーコネクションの攻撃にも、とかく「守る」ことが重要で、
決して打ち倒すことが目的ではありません。
マノンとのやりとりも、ずっと悠宇は「話し合い」で分かりあおうとしています。
戦いが何も生まない、というとても理想論的、子供的な考え方ですが、
それだけにピュアでひとつの真理なのではないかと。

戦闘がほとんどないので、アニメとしては圧倒的に地味で、
誰一人、倒したり倒されたりというものが存在しません。ですが、
だからこそ描けたものが大きいと思います。

ところでこの作品、個人的な見どころとしてはゴーグの可愛さです。
ほとんどずっとお使いロボットになってしまっているんですが、
それだけにゴーグの優しさが滲み出た行動や振る舞いがあって、
非常に好感を持てます。
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